BoysLove's Blog

BL元年2019年、初心者のブログです。読後の感想を書いていますので、ネタバレです。できれば作品を読んだ後にどうぞ。

”イデア”、”イデアⅡ”:わたなべあじあ

イデア (LOVE xxx BOYS)
イデア (LOVE xxx BOYS)
幻冬舎コミックス
2016-05-15
Kindle本
イデア II (LOVE xxx BOYS)
イデア II (LOVE xxx BOYS)
幻冬舎コミックス
2016-05-15
Kindle本

里つばめ作品を読み尽くして以降、BL難民中です。


わたなべあじあさん、表紙の絵がものすごく上手なのが目につきます。
特に、”ROMEO”のタイトルのシリーズは、表紙絵がもはやマンガの表紙というより、イラストだけで売れるのでは、、、という完成度。
アマゾンのおすすめにも度々上がってきます。


が、これまでの経験から表紙買いはキケンであることを学んでいますし、”ROMEO”は何冊もあるようですので、おいそれと手を出せません。
そこで、短編、かつ安価な”イデア”にトライ。


二卵性双子BL。。。
やっぱ、この世界は近親相姦はアリなんですね。
というか、そういう細分化されたジャンルもまたアリっていうことなんでしょうか。


ノンケがオトコに惚れるっていう設定自体が現実にはほぼあり得ない。
けど、その「あり得ないタブー」を乗り越えてしまうことが耽美であり、BLである。
さらに、タブーの要素としてより強力な「近親相姦」が加わることで、より耽美度が上がるっていうことなんでしょうか。


正直、かなり受け入れがたい設定です。
イデアを読み終わった後も、流石にこれはないわー。と思ったのですが。。。
なんというんでしょうか、後に残るっていうんでしょうか。
一旦はおいたのですが、2、3日して読み直しちゃってるんですよね。
そして、2回、3回とさらに読み直し。
そして”イデアⅡ”も購入。


好き、とは言えないんですが、何か引き込まれるものがあります。


この作家さんの作品はこれ以上読み進めようとは思いませんが、それでも熱烈なファンになる気持ちはわかるような気が。


でも、ちょっと「私」じゃないんですよね。。。

”君は夏の中””君と夏のなか”:古矢渚

君は夏のなか (gateauコミックス)
君は夏のなか (gateauコミックス)
一迅社
2017-07-28
Kindle本
君は夏のなか 番外編 (gateauコミックス)
君は夏のなか 番外編 (gateauコミックス)
一迅社
2019-07-30
Kindle本
君と夏のなか【電子限定カラーイラスト付き】 君は夏のなか (gateauコミックス)
君と夏のなか【電子限定カラーイラスト付き】 君は夏のなか (gateauコミックス)
一迅社
2019-07-30
Kindle本

里つばめ作品投了後、BL難民となってしまい、色々検索&サンプルのダウンロードを繰り返しますが、どれも今一つ。。。


で、レビューで良いコメントが多かったこちらを購入。


うーん。
爽やかで可愛らしくてイイんですが、ちょっと足りない。
というか、大分物足りない。


やっぱ、片桐とか斉藤みたいな強烈なキャラを求めてしまうんですよね。
里つばめ”Evergreen Days"”未熟な僕らの卒業論文”なんかは、それほど濃いキャラやセックスがあるわけじゃないのに、何故かすごく感情移入できたので、必ずしもゴリゴリの強烈さが必要っていうわけでもないのですが。。。


でも、この作品がすごく好きっていう気持ちは理解できます。
タイプじゃないけど、モテるコって感じ。


こういう時に焦って色々探しても、結局ダメなんでしょうか。
出会いがあるまではしばらく大人しくしていた方が良さそうです。


これって、恋愛と似てる?
焦ってウロウロしても、実は全然イイ出会いはなくて、諦めた頃に飛び込んでくるっていう。


しばし、待ち。

”愛し”:くれの又秋

愛し (onBLUE comics)
愛し (onBLUE comics)
祥伝社
2018-06-08
Kindle本

里つばめ作品を読み尽くしてしまいましたので、それ以外に何か〜ということで、たびたびおすすめに上がってしまうこの作品。
「BL史上 最高のリバ、誕生」
って、オビですごい豪語してます。
試し読みで数ページみてみたところ、絵があまり好みじゃないのでこれまで購入せずに来ましたが、レビューの評価も高いのでポチ。


う〜ん。
あまり好きじゃないです。
絵がタイプじゃない。
前にもありましたが、絵が好みじゃないと、もうその時点で感情移入できないというか、グっとこないんですよね。
好みじゃない男には色気は感じられないっていうか。。。


しかも、「リバ」っていうんでしょうか、こういうのは。
リバというよりも、最初はまずは抵抗のない「攻め」側で初体験させてもらい、そして本来の役割である「受け」に、っていう流れなだけであって、今後は攻め・受けの分担は固定化されそうな雰囲気です。


完成度は高い作品だと思うので、好みがハマる人はすごくイイ!ってなるんでしょうね。


んー、次なるグっとくる作品に出会えるまでにまた時間が空いてしまうかも。。。

”DOGS”:里つばめ

DOGS infight 【電子限定おまけマンガ付】 (HertZ&CRAFT)
DOGS infight 【電子限定おまけマンガ付】 (HertZ&CRAFT)
大洋図書
2019-08-01
Kindle本

さて、いよいよとっておきの”DOGS”を遂に読了です。


は〜。
ここまでくるのに、これまで購入した里つばめ作品を、何度も何度も読み返して堪能してきました。
もう、浸りまくってます。
で、数時間はちょっと別のことをして頭を冷やしてから、いよいよ”DOGS”へ。


ううう。
コレは!
”GAPS”片桐サイコー!と断言しましたが、早くも揺らいでしまいました。


斉藤!!!
警視庁キャリアエリートど真ん中。
超美形のバイセクシャル、そしてまたまた床上手
ただし、”GAPS”の片桐は優しく(というよりしつこく)じっくり手ほどき系でしたが、斉藤課長は容赦無く奪うタイプ。
問答無用でどんどん来ます。


そして、受けは片桐の腐れ縁の友人で、”GAPS”にしばしば登場していた警察官の矢島
矢島はいわゆる男らしい男。
本来であれば男には全く興味がなかったはずのタイプ。


が、斉藤の強引だけど上手いセックスですっかり受けに調教されてしまいます。


”GAPS”では、ハンサム、エリート、モテ男の片桐が、腹の出てきた中年上司の長谷川にそこまで執着するかがいまいち謎っていうところがありましたが、この作品での斉藤が矢島に惚れ込む理由は納得できる気がします。


自分にないものに惹かれてるんですよね。
真っ直ぐさとか、真っ当な正義感とか。
嘘がないから安心できる。
そして、矢島は何気に人がいいのでついついそこにつけ込みたくなる。
男らしくて屈強な矢島をくみし抱くっていうのが、堪らないんでしょうなあ〜。
お似合いな二人です。


”GAPS”では片桐にひたすらヤられましたが、”DOGS”では二人ともカッコいいので、倍オイシイです。


この二人のセックスは喧嘩みたいに荒っぽくて激しい。
男らしさのぶつかり合いというのでしょうか。
見応えがあります。


いわゆる「美人」と言われる女っぽいキャラクターのセックスより、こういう男としてカッコいい二人のセックスの方が、個人的には好きです。


2巻しかないのが残念ですが、随所に見所が満載。
話が進むにつれて、どんどん良くなってくんですよね。


最後の方で、散々セックスした後、斉藤が矢島にオードブルかなんかをベッドの上で食べさせて、矢島が咀嚼しているところにキスして味を確かめるところ!
「俺はもっと塩気が強い方が好みだ」


こんな耽美なシーンが満載で、もう、堪りません。




あー、おそらくコレで里つばめ作品は読み尽くしてしまったようです。
つ、次を。。。!!!

”FILES”:里つばめ

FILES (cannaコミックス)
FILES (cannaコミックス)
cannaコミックス
2017-11-21
Kindle本

さらに里つばめ。


こちらはセックスにまで至らない。
けど、やっぱり面白いんだなー。


もう、完全にこの作家さんの虜です。


で、ここで気になったのはアキのお兄さんとの関係です。
ソックリで物凄く仲がいいけど、単に仲が良いっていうだけじゃないような。。。


BLって、実の兄弟もアリなんでしょうか。。。
男同士っていうだけなら、結局フツーにゲイでしょ、っていう話でなんの問題もないですが、実の兄弟とかって、ちょっと。。。
まあ、匂わす程度で終わってますが。
ここは新しい領域という感じがしました。