”憂鬱な朝”②〜⑦:日高ショーコ
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”憂鬱な朝”の2巻から7巻まで。
表紙絵のトーンが段々と明るくなっていきます。
この辺に、二人の関係性の変化が表現されているそうです。
非常にストーリーの細部まで練られており、本当に読む方も体力がいります。
適当に読んでいると、話の筋がわからなくなってしまうので、何度か読み返してみたり。
もはや、BLの大河ドラマといっていいでしょう。
生まれつき恵まれた環境で、愛されて素直に育った暁人が太陽のような存在だとすると、桂木は冷たく光る月のようで、陰と陽の見事な対比です。
それにしても、桂木、最初の頃よりも何故だか若返ってます。
まあ、まだ29歳なので、二人の出会いの当初が老けすぎていたのかもしれません。
ところで、話の中で一つ気になったのですが、桂木は暁人の祖父の息子ってことですよね?
つまり自分の父親の腹違いの弟とかですよね。
それって叔父?当たるのでは???
なんか血縁としては割と近いような気がするのですが、いいんでしょうか。
BLらしく随所にセックスもありますが、家を出てボロ屋で自活する暁人を訪ねた桂木が、自らの意思でセックスするシーンが好きです。
これまでは暁人にイヤイヤ手篭めにされている家臣といった態度でしたが、ここから心を開いて愛し合うようになります。
桂木って、普段がピシッと隙がないからか、セックスで乱れた時がミョーに色っぽいんですよね。
桂木の乱れた前髪から覗き込む目つきとかがたまらないです。
サラサラの黒髪と、そこからチラ見する目が〜。
あと、フンドシも。(明治時代ですから❤︎)
1巻から7巻まで一気に読みましたが、内容が濃すぎてちょっと頭が痛くなってきました。
最終巻に入る前におさらいします。
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