”憂鬱な朝”⑧:日高ショーコ
- 憂鬱な朝8 (キャラコミックス)
- 徳間書店
- 2018-10-25
- 本
遂に最終巻です。
8巻を読み進める前に、もう一度1〜7巻をおさらいしました。
最後をきちんと味わい尽くしたいですからね。
1日かけて改めて1〜7巻を読み返し、一呼吸置いて頭を整理し、お茶を淹れ、トイレを済ませてから8巻を読み始めました。
未読の名作マンガを読む時って、本当に至福です。
特に、こういった素晴らしい作品の最終巻を読むときは、それこそドアに鍵をかけ、携帯電話もサイレントにして、誰にも邪魔されたくないですね。
4巻の暁人のボロ屋(って言うほどボロではないのですが、華族様からするとボロってことで)でのセックス以降、桂木の態度は柔らかくなり、一層美しさを増しましたね。
冷たく拒絶する態度が魅力的で、愛を受け入れてしまったらある意味腑抜けてしまうのではと心配しましたが、そこは杞憂でした。
日高ショーコさん、桂木を美しく保ってくださって有難う。
ところどころに見せるツンデレ桂木の本音がいじらしいです。
2年は長すぎる。ほんとですよ。
ラブラブイチャイチャしていたい盛りの付き合い始めですもの。
でもって、暁人が2年間のイギリス留学の出発の朝、見送りにいかずにベットに残るこの桂木の表情とか。
枕を抱いてチラ見って!
日高さん、本当に桂木というキャラを楽しんで描かれていますよね。きっと。
大作でしたが、撒かれた伏線は見事に回収されて、お見事でした。
何よりハッピーエンドで良かったです。
7巻から8巻の発売まで、かなり時間が空いたようですが、ファンはもう、ヤキモキしたでしょうね。
「愛し合っているけど、一緒にはなれない。。。」
ていう悲哀な終わり方もあり得たでしょうし。
もー、お腹イッパイです。
間違いなく、BL史上のみならずマンガ史上に残る名作でしょう。
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