BoysLove's Blog

BL元年2019年、初心者のブログです。読後の感想を書いていますので、ネタバレです。できれば作品を読んだ後にどうぞ。

”俺が好きなら跪け”:里つばめ

俺が好きなら跪け (HertZ&CRAFT)
俺が好きなら跪け (HertZ&CRAFT)
大洋図書
2018-09-21
Kindle本

里つばめ作品、貪ってます。


大手に勤めるエリート社員の恋愛モノ。
松田は優秀な銀行マンだけど、同期の加藤にはどうしても叶わない。
そこでライバル心を燃やして何かと競争に挑むものの、意外にも加藤から口説かれていく話。


スーツの男を描くのがうまいんですよね。
ネクタイピシッとしてる時や、終業後にネクタイはずしてボタンもちょっと外したりしているとことか。
1日の流れの中で、いろんなスーツの着こなしの変化がうまく描かれてる。
で、普段着で髪を下ろしているところのギャップとかの作り方がまたうまい。


どうやら里先生の攻めは、いつも冷静沈着で、受け側がちょっとボケてツンデレっていうパターンのようです。
冷静に、でも情熱的に攻めてくるっていうのが堪らないんですな〜。
しかも、いつもマジぼれ


そうですよね、月並みですが、やっぱり愛がないと
意味ないですもん。


この作品も、とても良かった。

”風待ち休暇”:里つばめ

風待ち休暇 (バーズコミックス リンクスコレクション)
風待ち休暇 (バーズコミックス リンクスコレクション)
幻冬舎コミックス
2016-04-01
Kindle本

里つばめ作品、止まりません。


”GAPS”のスピンオフの”DOGS”がめちゃくちゃ気になりますが、コレは購入したものの最後のお楽しみとしてお預け。
「絶対イイやつだ」っていう気配がプンプンしてますから。
一番美味しいのを最後にいただくとします。


この作品は短編集です。
4作品入っていますが、全部良かったです。
というか、どれも長編の第一話目みたいな感じで、ここからっていうところで終わるんですよね。
この作家さんの力量だと、もっと長い作品で深く掘り下げて頂きたいです。


ひとまず、にわかでありつつもファンとしては読めるものは全て読んでおきたい、といったところです。

”未熟な僕らの卒業論文”:里つばめ

未熟な僕らの卒業論文 (MARBLE COMICS)
未熟な僕らの卒業論文 (MARBLE COMICS)
東京漫画社
2015-06-12
Kindle本

里つばめ作品、どんどん行きます。


タイトルと表紙から、いかにも甘酸っぱい学生ものって感じです。
大輔と旭は大学生。
いわゆる親友で一緒にいることが多いのですが、ある日酔っ払って弾みでエロいことをしてしまうところから話が発展し、一旦はなかったことにするものの、結局はちゃんと付き合うことになると言う話。


大輔の目線で話が進んで行きますが、ここでも「男のカッコよさ」描写が炸裂です。


旭が大輔のバイト先に現れたときの、下から見上げた感じ、そして、チラッと流し目をする旭のアップ。。。


コレですよ。
あ、コイツ、なんかカッコいい。
ってなる瞬間の目線ですよ。


あと、髪をかきあげながら「めんどくせー」とか言うところとか。


目に少しかかるサラッとした前髪とか。


斜め上からの角度とか。


んー、いろんなコマが、見ていて本当に楽しい。
若い男の子って、いいな〜、と。


どちらも攻めと受けになるところもいいです。
「…じゃあ 次俺な」
って、うううー。両方が処女であり童貞。
初々しさ✖️2!


こういうのを「リバ」っていうそうですが、割と少ないですよね。
何故でしょうか。
いいと思うんですが。


あまり派手な展開の作品ではないのに、何故か何度も読み返してしまいました。
好きなBLって、なんで何度も読み返してしまうんでしょうか。

"GAPS":里つばめ

GAPS (HertZ&CRAFT)
GAPS (HertZ&CRAFT)
大洋図書
2017-11-01
Kindle本
GAPS RISKY DAYS 【電子限定おまけマンガ付】 (HertZ&CRAFT)
GAPS RISKY DAYS 【電子限定おまけマンガ付】 (HertZ&CRAFT)
大洋図書
2017-11-01
Kindle本
GAPS apples and oranges 【電子限定カラー】 (HertZ&CRAFT)
GAPS apples and oranges 【電子限定カラー】 (HertZ&CRAFT)
大洋図書
2018-07-20
Kindle本
GAPS hanker 【電子限定おまけマンガ4P付】 (HertZ&CRAFT)
GAPS hanker 【電子限定おまけマンガ4P付】 (HertZ&CRAFT)
大洋図書
2019-07-01
Kindle本

ぬおー!
この作品で里つばめファン確定です!!


たびたびアマゾンのおすすめに上がってくるので、気になってはいたんです。このマンガ。
でも、表紙の絵柄がイマイチ好きになれず、ずっと読まずに来たんですが。


片桐!!!
またしてもスゴいキャラに出会ってしまった。。。


BLの魅力って、キャラクターの魅力に負うところがかなり大きいと思うのですが、この片桐は最強かも。


ハンサムで長身のエリートで、頭脳明晰でソツがないのは会社での表の顔。
裏では悪い男でわがままで床上手。


悪い男で床上手、ってヤバイでしょう。
でもそれだけだったら、単なるヤクザのヒモかなんかみたいでイタイんですが、片桐は大手の会社に勤めるエリートですから、その辺はちゃんとしてるんですよね。
もう、スキがないです。


女から見たら、こんなのにちょっとでも見つめられたら秒殺っていうヤツなんですが、なぜか上司の長谷川に執着し、手練手管でオトすって言う話です。


長谷川は確かに仕事ができて性格もいい、いわゆるいい上司ですが、片桐がそこまで執着するって言うのが謎な部分です。
ここがマンガなんですよね。
普通に考えたら、片桐みたいな男は長谷川を好きになったりはしないでしょうから。


と言うか、片桐みたいな男も存在しませんが。。。


とにかく片桐、グッとくるところ満載です。


まず表のカオ、会社では王子です。
ハンサムで仕事ができて、性格もいい。
これだけで「ま。ステキ。」といったところなのですが、私生活での「ワル」ぶりとのギャップがグッとくるんです。
(まさにタイトル通りのGAPです)


だって、会社ではスーツ着て前髪ちゃんとあげて、ツルッとした顔を見せてるのに、会社以外ではボッサボサの髪に無精髭で黒縁メガネですもん。
なんつーか、いい男の無精髭って、たまらなく色気があるんですよね。


そこへ黒縁メガネ。。。(会社ではコンタクトなんでしょうね)
もう、それだけでメロメロです。。。


それにしても、この作家さんはオトコのカッコよさを描くのが本当にうまいです。
単に正面や横顔を横から見た目線で描くだけじゃなく、斜め後ろからとか、上から流し目っぽく見下ろされるとか、そそられる表情が随所に散りばめられてるんです。


恋をするって、こう言う感じですよね。
お。なんかカッコいい?
なんか、色っぽい?
なんか、グッと来ちゃってるけど、何コレ?
って言うのがチラチラ何度もあって、いつの間にか惚れてしまってるって言う。。。


ライバルのレオが登場して、さらに嫉妬でキレる片桐なんて、ボサボサ頭✖️無精髭✖️黒縁メガネ✖️上半身はだか(細マッチョ)✖️黒パンツって、こんなの、もー、やばいでしょう。


里先生、分かってますねえ。
そうです。これが男の色気って言うもんです。


しかし、片桐が長谷川を性的に開発してく様がまた見事です。
へー、オトコの快楽って、こう言う風に開発されていっちゃうのかー、と感心しました。


こんないい男にここまでされたら、そりゃー、ノンケの男でも落ちるでしょうねえ。。。


しかし、この二人はこの後どう言うふうになっていくんでしょうか。
BLといわゆる(男女)恋愛モノの違いって、どこで話が終わるかだと思うのですが、
BLではノンケの男がセックスを受け入れた時に話が終着することが多いようです。
男女の恋愛ものだと、あまりセックスの過程を詳細に描写に重きはおかかれず、気持ちを確かめ合った時、もしくは結婚あたりが終着点になっていますよね。


まあ、マンガなのでそこを突き詰めても意味がないのですが、キャラクターに強く感情移入すると、「で、どうなったの?」と言うその先が知りたくなってしまいます。


片桐は本当に今後も打ち止めで、長谷川一筋で行けるんでしょうか。
案外、遊び尽くした男って、そういうものなのかもしれません。(というか、そうであって欲しい。長谷川目線では)


里先生のマンガ、いよいよ止まらないです。

”Evergreen Days”:里つばめ

Evergreen Days (MARBLE COMICS)
Evergreen Days (MARBLE COMICS)
東京漫画社
2014-09-06
Kindle本

しばらくBLから離れてました。
ちょっとBL以外のマンガを読んでみたり。


というか、日高ショーコ、ヨネダコウ、座裏屋蘭丸ときて、なかなか食指の湧くBLが見当たらなかったんですよね。
かつ、ちょっとBLお腹いっぱいだったというか。


でも、またムズムズしてきてしまいました。
そこで、色々検索。


レビューで星が4.5付いていても、必ずしも良いとは限らないので、かなり迷いましたが、一冊完結なのと、表紙の絵柄でひとまず”Evergreen Days”をポチ。


最初の方は、絵柄があまり好きになれず(表紙とちょっと違うじゃんか。。。)、ハズしたか?と思いましたが、購入してしまったのでとりあえず読み進めます。
話が進むにつれ、段々絵がうまくなると言うか、整ってきてます。
さらに、ストーリーの展開も、最後の方に来ると結構グッと来ました。


この作家さんは、この作品の中でかなり成長された感じで、最後のおまけっぽい話では、もうかなりいい感じです。


高校生が学校の先生を好きになる話ですが、先生、最初は戸惑いながらも結局は受け入れます。
やっぱ、若い男の子は眩しいんでしょうか。


と言うか、この作家さんは男性のカッコいいところを描写するのがすごく上手い。
ちょっとしたことなんですが、こう言う座り方とかにグッと来たりするよなーって言うコマが随所にあり、なんか、男の子に恋する目線なんですよね。
あと、遠目からみたコマでも、男の子のカッコよさが上手く描かれてます。


あー、男の子っていいなあ〜って気持ちになりますね。


と言うわけで、話を読み終わる頃には
キタキタキター!
この作家さんの作品はおそらく、全部買い!
となっておりました。


また始まっちゃったよ。。。