BoysLove's Blog

BL元年2019年、初心者のブログです。読後の感想を書いていますので、ネタバレです。できれば作品を読んだ後にどうぞ。

”リプライ”:ヨネダコウ

NightS (ビーボーイコミックスデラックス)
NightS (ビーボーイコミックスデラックス)
リブレ
2014-08-19
Kindle本

 ”NightS”に収録された作品。


”リプライ”、”リプライのリプライ”、”三ヶ月後のリプライ”と3回に分けて続いていきます。


ノンケのメカニック関と、同じくノンケやり手のセールスマン高見の話。


ノンケ同士ですから、普通だったらすごく気の合う友達で終わるはずなのに、関が高見にそれ以上の思いを抱き始める、って言う出発点です。


ありえないでしょ、って思うのですが、高見がいい男で仕事もできるので、同性でも思わず見惚れてしまうって言うのは、わかる気がします。
けど、そこで付き合いたいとまで思わないはずなんですが、そこがBLなんでしょうね。


告白を受けた高見は戸惑いますが、告白をされたことで相手を違った意味で意識し始めてしまいます。
コレも、ありますね。恋愛の始めとして。


ノンケ同士が恋愛関係に発展すると言う、いわば荒技なのですが、さすがヨネダコウです。


見事にくっつけました。


高見に至っては、いったん気持ちを切り替えたらもう、グイグイ来ます。


「魔性の男」系とでも言うのでしょうか。
”NightS”の間崎や、”囀る〜”の矢代に通じるタイプのキャラです。


この、ヨネダコウさんの描き出す、魔性タイプのキャラが凄く好きです。


何だろう。現実でいえば、GACKTとか、意外と近いんでしょうか?
スケべさを躊躇なく表現できるタイプと言うのですかね。


このシーンが何気にグッときました。

「俺がスケベだと…ダメ?」

関、悶絶!
こんなこと言われたら、悶絶するしかないでしょう。
関の悶絶は、読者の悶絶でもあります。この辺りが上手いんですよね〜。


関のツナギ姿もイイです。



いやー、飽きさせないと言うか、大した作家さんです。
もう、私は貴方に一生ついてきます。ハイ。