”赤松とクロ”:鮎川ハル
- 赤松とクロ (MARBLE COMICS)
- 東京漫画社
- 2015-09-18
- Kindle本
鮎川ハル作品第二弾。
クロは名前の通り、黒い服装のオシャレっぽいゲイ。
大学の友人である赤松が、ノンケだけどクロに惚れ込んで宗旨替えする話。
クロがツンデレで、赤松は純朴だけど男らしいタイプ。
ツンデレのクロをうまーく受け止めます。
赤松の方言(山口の方の言葉?)が、赤松の純朴でおっとりしたキャラをうまく引き出してます。
”それに名前をつけるなら”とやや似た設定ですが、こちらツンデレとそれを優しくオトコらしくカバーする相手役の対比がさらにうまく表現されています。
この作品がこの作家さんの代表作なのでは?と思えるほど、良い出来です。
BLなのでクロは男ですが、実際には心情はツンデレで男前なオンナですね。
そして、赤松はそういう意地っ張りで素直になれないオンナにとっての理想の男。
本当はすごく包容力があるのに、いつも下手にでてくれる。
人当たりは良い方なのに、一途。
セックスも情熱的。
女性の読み物ですからね。
いわば自分勝手であり得ないオンナの願望が表現されてるんですよね。
激しい恋ではないけれど、後読感が良くて、何度も読み返してしまう。
良いです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。